「毛染めをしたら痒くなりました」「原因はわからないけど湿疹がくりかえしできます」皮膚に直接触れたものが原因となって刺激やアレルギー反応で起こる炎症をかぶれ(接触皮膚炎)と言います。
接触皮膚炎は2つの病態に分かれます。
①刺激性 誰にでも起こる可能性がある皮膚炎です。
②アレルギー性 特定の物質に対してアレルギーを持つ人だけに起こる皮膚炎です。ある時期からかぶれるようになります。
原因としては、化粧品、毛染め料、香料、金属、ゴム製品や皮革の加工に使われる化学物質、植物、果実、外用薬・消毒薬・点眼薬など、身のまわりにある思いがけないものが原因になりえます。
当院では、アレルギー性接触皮膚炎の原因を調べるパッチテストパネル検査(佐藤製薬)を行っております。
初日(火曜日); パッチテストシールを貼る(入浴、汗をかく運動ができないため、夏は行えません)
2日後(木曜日);パッチテストのシールをはがして1回目の判定(48時間後)です。
3日後(金曜日);2回目の判定(72時間後)を行います。
日本人がかぶれやすい22項目を一度に調べる検査です。(保険適応で、3割負担の方で5800円程度です。)